行政書士試験は毎年11月。
本試験が終わった時期(11月〜12月頃)から勉強を始めようと考える人も多いと思います。
1年前から始めるときに気をつけること&息切れしないで最後まで続ける工夫をまとめました。
理想は1年前スタート。でも早ければいいわけじゃない
1年あれば、焦らず基礎からじっくり積み上げられる。
仕事や家庭との両立もしやすく、復習に十分な時間を取れるのがメリット。
ただ、1年は長い。
「ずっと頑張り続けなきゃ」と思うと、途中で息切れします。
だからこそ、“いつ始めるか”より“どう続けるか”がカギになります。
1年前スタートのスケジュール例
時期 | 主な内容 | ポイント |
---|---|---|
11〜1月 | 憲法・民法の基礎固め | テキスト1冊を繰り返し、全体像をつかむ |
2〜4月 | 行政法中心のインプット | 得点源科目を早めに押さえる |
5〜7月 | 過去問・答練期 | 問題演習で「使える知識」に変える |
8〜9月 | 苦手克服・記述対策 | 模試を活用して精度を上げる |
10〜11月 | 直前総まとめ | 条文・判例・基本書を回して最終確認 |
1年を「前半(〜4月):基礎期」と「後半(5月〜本試験まで):実戦期」に分けると、流れが整理しやすいです。
長期戦を乗り切るための工夫
1. 完璧主義を手放す
→ 「今日は30分だけでもいい」と思えた人が最後まで残る。
2. 定期的に“勉強を休む日”を入れる
→ 1年のうちに、意識的な休息週を作ると燃え尽きない。
3. 1か月単位で進み具合をチェック、必要に応じて見直し
→ 勉強内容・教材・時間配分を見直して、無理を削る。
「1年計画」は余裕があるからこそ気をつけること
1年前スタートの最大の強みは、“余裕”があること。
ただし、余裕は“油断”にも変わりやすい。
たとえば、11月に勉強を始めて春頃に少し緩み、夏に焦る——
これはよくあるパターンです。
だから、「余裕のあるうちに小さな成功体験を積む」ことが大事。
「過去問1年分解けた」「民法を1周終えた」
そんな区切りが、モチベーションの燃料になります。
まとめ|1年前スタートのカギは「習慣力」
行政書士試験はマラソンのようなもの。
走り出しはゆっくりでも、歩き続けた人がゴールします。
1年前に始めるからこそ、「完璧じゃなくてもいい」「続けることが合格に繋がる」という気持ちでコツコツ進むことが大事だと思います!