一発合格(の見込み)!行政書士試験まで約7ヶ月の勉強スケジュール

行政書士試験

2022年12月に某大手資格予備校の講座に申し込んだものの、講師との相性が合わずに挫折しかかり、勉強はほとんど進んでいない状態でした。そのあと、4月から別の通信講座で勉強を本格的に始め、実質約7ヶ月の勉強期間で行政書士試験に一発合格(の見込み:記述抜き186点)しました。

約7ヶ月、どんなふうに勉強を進めていったかについて書いてみます。

【4月から5月末まで】配信ペースに追いつくように、ひたすら講義を視聴する

4月から受講していたのは、資格スクエアの「森Tの1年合格講座」です。

いっきに講義を視聴する

1年講座はその名のとおり、前の年の11月から始まっている講座です。入門講義を含め全部で230時間ほどの講義時間があります。

一般的には、講義を聞いた後、合わせて問題に取り組むのがいいと言われています。でも私は、試験で問われる内容の全体像をまずはひと通り把握したかったため、すでに配信されている講義をすべて視聴することにしました。

後日、月1回のフォローアップで、勉強の進め方について森Tに質問してみました。「まずは講義をどんどん視聴して、いま配信されているところまで追いつくのがいいです」とアドバイスをいただいたので、私のやり方は間違っていなかったんだと安心しました。

講義を倍速で視聴

森Tの話し方は滑舌が良く聞き取りやすいので、2.1倍速で講義を視聴していました。

4月に受講申し込みをし、すぐに入門講義、続いて基礎力完成講義の憲法→民法→5月末までには行政法まで試聴を終えました。この時点で、講義配信に追いつきました。6月中旬から商法の講義配信が始まるまで約半月あります。

それまでぱらぱらと過去問を見ることはありましたが、きちんと問題を解き始めたのは、主要3科目の基礎講義を視聴し終えた6月になってからです。

講義が面白いからどんどん進められる

森Tのすごいところは、講義を視聴していて「え?どういう意味??」と疑問に思うことが(ほぼ)ないことです。

例えば、小難しい判例や、やたらと長くてわかりにく条文などを説明する際は「これって、なにを言いたいのかわからないですよね」などと、まず初学者の気持ちに寄り添ってくれるんです。その上で、具体例を交えて(←森T劇場)すごくわかりやすく噛み砕いて説明してくれるから、法律初学者でも理解しやすいんだと思います。

講義が面白くてわかりやすいので、苦もなくサクサク進められました。テレビやスマホを見るくらいなら、むしろ森T講義を視聴するほうが楽しいくらい、私には合っていました。

【6月から8月末まで】肢別問題集を中心に問題演習

問題演習は肢別問題集を中心にやっていました。

初めはわからなくて当然

憲法、民法、行政法の基礎力完成講義の試聴後、肢別問題集に着手しました。ところが、難しくて、解説を読んでもよくわからない、という悩みに直面。講義では理解できたのに、なんで問題はさっぱり解けないんだろう、と凹みました。でも、実はそれで落ち込む必要は全くないんです。

初めからスラスラと過去問を解ける人なんていないです。最初からすぐに簡単に解けるなら勉強する必要なんてありません。解けなくて当然なんです。森Tもよく言っていますが、何度も何度も繰り返すうちに、だんだんと繋がってくるというか、理解できるようになります。

肢別問題集は何回やる(回す)べき?

肢別過去問題集を何度も繰り返して合格した、という口コミも見かけます。では何回やればいいのでしょうか?回数は多ければ多いほどいいのでしょうか?

残念ながら、これに正解はないと言えるでしょう。間違えた問題はできるまで何度も繰り返すべきですし、一概には言えません。また、回数が多ければいいというわけでもありません。やみくもにただ何回も繰り返すのは意味がないと思います。

その問題で問われている本質はなにか?どういう点を引っ掛けポイントにしているか?などをきちんと分析して解かないと、何回繰り返しても身につきません。

クエストアプリは隙間時間に活用

肢別過去問を解くなら、森T講座には「法令択一クエスト」という機能があります。肢別過去問を法令科目単位・テーマ単位で、効率よく過去問を回すことができます。

マイページから利用できるのですが、スマホアプリもあります。私は、紙ベースで解くほうが好きだったので、クエストアプリは電車に乗っている時とか、ちょっと横になりながらといった隙間時間に利用していました。

解答する際には、○✕だけでなく「?」もあるので、当てずっぽうで◯をつけて正解といったことがないので便利です。

肢別過去問を解くのは必須です。製本されたものをメインで使うのか、それともアプリをメインで使うのかは、自分の好み(やりやすいほう)でいいと思います。もちろん、併用するのもアリです。

9月に入ってからやったこと

森Tの1年講座では、科目別入門講義と基礎力完成講義のほか、過去問攻略講義、記述式攻略講義、直前総仕上げ講義があります。

5肢選択問題はいつから解くか

カリキュラム通りに進めるなら、過去問攻略講義は基礎力完成講義を視聴したあとにやるのかもしれません。でも私は、あえて9月以降にやりました。

その理由は、私にはその時期に過去問攻略講義の問題を解く力がついていなかったからです。

過去問攻略講義の問題は、本試験形式の5肢選択問題です。組み合わせで答えを絞り込めるパターンも多いので、あやふやな論点があっても答えを出せてしまうという欠点もあります。

もちろん、本試験前にはその形式に慣れておく必要があります。ただ、まだ基礎力がついていない段階では、肢別問題集で一問一問解いていったほうがいいと考えて、9月にやりました。

記述対策も9月から開始

また、9月に入ってからは、合わせて記述式攻略講義と直前総仕上げ講義も並行して視聴しました。

基礎力完成講義の中で記述対策(押さえておきたいポイント)を教えてくれるのですが、択一対策で精一杯だった私は、その時期に記述の勉強はほとんど手が回りませんでした。そのため、9月に配信される記述式攻略講義は、時期的にとても助かりました。

条文素読を始めた時期

(特に憲法や行政法は)条文素読をしましょう。とはいってもいつから始めるか悩むところですよね。

私は9月後半からやり始めました。実は、早めに素読を開始したほうがいいのかと思って7月くらいに少しやってみたのですが、基礎知識がきちんと身に付いてない状態で素読しても、ただ文字を追うだけになってしまい、まったく頭に残りませんでした。

それをフォローアップで森Tに相談したら、「10月くらいからでいいです」と言われました。何度も繰り返したほうが記憶に残ると思うかもしれませんが、森Tの言うとおり、基礎知識が身につき始める9月下旬から10月頃に開始したほうが無駄がないと実感しました。

【直前期:10月下旬から試験前日まで】

10月下旬からは、とにかく行政法をメインに勉強しました。長くなってしまったので、詳細は別記事にまとめたいと思います。

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