行政書士試験は、長く走るマラソンみたいな試験
行政書士試験は毎年11月に実施され、合格には800〜1,000時間の勉強が必要だと言われています。
数字で見ると「そんなに!?」と驚きますが、実際、働きながらの勉強は想像以上にハードです。
私も仕事をしながら受験勉強をしていて、「今日はもう無理…」という日が何度もありました。
でも途中で気づいたんです。
「完璧にやろうとしないこと」こそが、一番のコツだということに。
勉強時間を増やすよりも、生活の中にうまく馴染ませる。
「時間を確保する」のではなく、「時間の中に勉強を置く」。
そう考えるようになってから、肩の力が抜けて、自然と勉強が長続きするようになりました。
私が実践していた「無理のないリズム」
「毎日2時間やる!」と意気込んでも、残業や体調で続かないことがありますよね。
私はそこで発想を変えました。
「いつ・どこで・どうやるか」を固定するスタイルです。
たとえば、
• 朝: 出勤前の少しだけ早起きしてテキストを30分音読
• 昼: スマホアプリで1問だけチェック
• 夜: 帰宅後に過去問を1セット
これでトータル1.5〜2時間。
一気にまとめてやるより、小さく分けて積み重ねるほうが続きます。
勉強は「勢い」より「リズム」。リズムを整えると、無理せず継続できるようになります。
さらに、朝・昼・夜で違う勉強内容にしておくのもおすすめ。
朝はインプット、夜はアウトプットと、時間帯ごとに役割を変えると飽きずに続けられます。
続けるための小さな工夫3つ
① 「勉強しない日」をつくる
週に1日は完全オフの日を。
それは「サボった日」ではなく「リセットの日」。
勉強は、毎日やるよりもリズムを崩さず戻れることのほうが大事です。
② 月に1回、「見直す日」を入れる
計画はどうせズレます(笑)。
「ズレた自分を責める」より、「ズレ前提で修正する」。
月ごとに立て直すことで、気持ちもリフレッシュできます。
③ 小さく記録を残す
「行政法10ページ」「過去問2問」など、一行メモでもOK。
小さな記録が、「自分、ちゃんとやってる」という実感をくれます。
この積み重ねが、継続のエネルギーになります。
「勉強するための生活」ではなく、「生活の中の勉強」にする
朝の10分も、夜の30分も、積み重なれば大きな力になります。
最初の頃、私は「1日サボったらもう終わりだ」と思い込んでいました。
でも実際は、「勉強が生活の一部になる」と習慣化は自然に起きるんです。
忙しい社会人にとっての勉強は、根性ではなく設計の問題。
頑張りすぎず、でも確実に積み上げる。
それが、現実的で結果につながる社会人の資格勉強法です。
まとめ|「完璧」じゃなく「続ける」ことが一番の力
• 「完璧にやる」より「少しでも触れる」
• 「長時間」より「高頻度」
• 「モチベ」より「ルーティン」
仕事も生活も大事だからこそ、無理のない形で勉強を共存させる。
朝のコーヒーのように、勉強も「習慣のひとつ」になれば、続けるのもそれほど苦ではなくなってきます。