はじめに:行政書士試験の勉強方法に迷走していた
行政書士の勉強を始めた頃、私は完全に「勉強方法ジプシー」でした。
伊藤塾とアガルートの講座を申し込んだけれど、なんとなくしっくりこなくて市販のテキストも買い漁っていました。
いろいろ試してみたものの、どれも中途半端に終わってしまう。
教材が積み上がっていくばかりで、「やっぱり自分には無理かも」と何度も落ち込みました。
そんな私が流れを変えられたのは、資格スクエアの森T講義で理解の土台を作り、LEC「56点アップ道場」で直前期に弱点を補強できたから。
実質7ヶ月の集中学習で一発合格できたのは、間違いなくこの2つの講義のおかげです。
この記事では、この2つの講座の体験を率直にレビューし、タイプ別におすすめの選び方をお伝えします。
森T(資格スクエア)講義レビュー|合格の基礎づくりができた
最初に森Tの講義を受けたときの感想は「やっと分かった!」でした。
特徴とメリット
- 分かりやすく記憶に残る解説
固い条文も、例え話や雑談を交えてスッと頭に入る。 - 30分単位の短い講義で集中しやすい
隙間時間にも進められて、勉強が習慣化しやすい。 - スマホ完結で学習できる
通勤中でも気軽に視聴でき、机に向かえない日でも勉強が途切れない。 - 質問サポート
自分の質問だけでなく、他の受講生の質問も共有されていて参考になる。
口コミでも「無駄がなくテンポが良い」「面白くて最後まで飽きない」と高評価が多く、実際にその通りでした。
私はそれまで「なんとなく理解した気になっているけど、問題が解けない」という状態で止まっていたのが、森Tの講義でようやく“知識がつながる感覚”を持てました。

LEC「56点アップ道場」レビュー|直前期の知識の総整理にもってこい
森T講座で基礎を固めることができ、ある程度手応えを感じていました。
とはいえ、一番比重の高い行政法はまだ苦手意識がありました。
そこで夏から取り入れたのが、LEC横溝先生の直前講座『56点アップ道場』です。
これは知識の総整理や重要箇所の暗記にもってこいの講座。森Tでインプットした知識を「確実な得点力」に変えるステップとして、とても有効でした。
特徴とメリット
- 苦手科目の補強に効果的
行政法の理解が深まり、試験本番で得点源にできた。 - 理解から得点力に変えるステップ
「分かったつもり」を「点が取れる状態」に変えられる。 - 横溝先生の講義で理論整理
理屈を意識できるようになり、応用問題にも対応できた。 - メイン講座が別でも併用する価値
短期集中型の直前講座なので、他校を使っている人でも取り入れやすい。
正直、追加費用はかかりましたが、7ヶ月で一発合格できたのはこの補強のおかげも大きいです。
試験前にリサーチした限りでも、メインの講座は別でも「56点アップ道場」を併用している合格者は多いと感じました。
タイプ別おすすめ|森Tと56点アップ道場の選び方
ここで強調したいのは「両方受けるのが必須ではない」ということです。
2つ受けないと合格できないわけではありません。
- 基礎からじっくりやりたい人 → 森T(資格スクエア)
法律初学者や独学に挫折した人でも、理解の土台をしっかり作れる - 基礎はある程度できていて直前期に得点力を伸ばしたい人 → LEC「56点アップ道場」
鬼反復することで、本試験で確実に得点できる知識に変えたい人向け
私は両方組み合わせましたが、それは「短期集中で確実に合格したい」という自分の事情があったからです。
森T一本で合格している人はたくさんいますし、追加はあくまでプラスアルファ。森T講座だけでも十分合格できる内容なのは間違いありません。
お金と時間を追加しても、とにかく合格の安心感を高めたい人にはこの組み合わせをお勧めします。
一方で、ひとつの教材(講座)をしっかりやり切るという戦略ももちろんアリです。
大事なのは「自分の立ち位置に合わせて選ぶこと」だと思います。
まとめ:法律初学者だった私がお勧めする一発合格への道筋
行政書士試験に合格できた一番の理由は、森Tの講義に出会えたことでした。
「これなら分かる」と思えたから、7ヶ月間集中して走り切れたのです。
そして直前期には、LECの56点アップ道場で弱点を補強したことで、試験本番に自信を持てました。
👉 基礎から学びたいなら → 森T(資格スクエア)
👉 直前補強なら → LEC「56点アップ道場」 を追加
どちらも、合格を目指す人にとって強力な武器になるはずです。
私は、法律初学者の不安感からいろんなものに手を出してどれも中途半端になって、お金も時間も無駄にかけてしまいました。
でも最終的には自分に合った講座を見つけてうまく活用したおかげで、一発合格できて良かったです。
これから勉強を始めようと思っている方や、始めてみたものの勉強方法に悩んでいる方に、私と同じような失敗をしてほしくない。
そんな思いで、しくじり先生になったつもりで書きました。
私の体験が、予備校選びに迷っている方のヒントになれば嬉しいです。
