がんばってるのに続かない時期
資格の勉強を始めた頃の私は、とにかく気合いと根性で乗り切ろうとしていました。
「今日は絶対3時間やる」「仕事が休みの日はとにかく勉強!」——そんなふうに計画を立てて、最初のうちはそれなりに順調に進んでいたんです。
でも、仕事で疲れた日や気分が乗らない日は、どうしても机に向かえない。
1日できないと「またサボった」と落ち込み、自己嫌悪のループに。
勉強しているはずなのに、前に進んでいる実感がなくて、焦った時期もありました。
けれど、あるとき気づいたんです。
“がんばる”よりも、“がんばり方を変える”ことが大事だって。
そこから私がやめたのは、この3つでした。
完璧にやろうとするのをやめた
以前の私は、計画どおりに進まないとイライラしていました。
「ここまでやるって決めたのに、今日も終わらなかった」とか。
でも、それって冷静に考えると、自分に厳しすぎるんですよね。
完璧を求めるほど、続かなくなる。
だから途中から“70点でOK”にルールを変えました。
疲れてる日は、講義を1本だけでもいい。
寝る前にテキストをパラっと見るだけでもいい。
「ゼロにしない」ことを目標にしたら、不思議と気持ちに余裕ができて、次の日も自然と続けられるようになりました。
💡 完璧より継続。
小さくでも「今日やった」と言えることを積み上げる。
勉強時間にこだわるのをやめた
「毎日3時間!」みたいに時間で決めていた頃は、ノルマを達成できない日が続くと一気にモチベーションが下がりました。
そもそも、仕事や家のことがある社会人にとって、毎日同じ時間を確保するのは現実的じゃないんですよね。
そこで私は、「時間」ではなく「やること」で区切るようにしました。
やることベースで決めると集中できる
例えば
- 今日は過去問を1年分やる
- テキストのこの章を最後まで読む
- 講義を3コマ視聴する
こうやって“やること”を明確に決めると、その日のコンディションに合わせて調整できる。
集中して終わらせれば1時間でも十分だし、逆に時間をかけても頭に入ってなければ意味がない。
💡 時間よりも「進捗」重視。
やることを終えた達成感が、次の日のモチベにつながる。
モチベーションに頼るのをやめた
昔の私は、「やる気が出たらやろう」と思っていました。
でも現実は、やる気なんて待ってても来ない。
むしろ“やらない理由”ばかり浮かんできます。
だから、気分ややる気に左右されないように、“自動的に勉強を始められるスイッチ”をいくつか作りました。
やる気がなくても動ける「スイッチ行動」
• 朝コーヒーを淹れたら、講義を再生する
• 電車に乗ったら、テキストを開く
• 夜、机にノートを置いてから寝る(翌朝すぐに勉強に取り掛かれるように)
こういうルールを決めておくと、
「やる気があるかどうか」を考える前に自然と動けます。
一度始めてしまえば、意外とスッと集中モードに入れる。
💡 継続できる人は「意志が強い人」ではなく、「仕組みを持ってる人」。
まとめ
資格勉強を続けるために、私がやめたのはこの3つ。
1. 完璧主義
2. 時間ノルマ
3. モチベーション待ち
この3つを手放してから、勉強が“気合で乗り切るもの”じゃなく、“日常の一部”になりました。
続けるコツは、意志じゃなく仕組み。
「がんばらなくても続けられるルール」を作ること。
それが、資格勉強を長く続けるいちばん現実的な方法かなと思います。