令和5年度の行政書士試験を受験し、自己採点の結果、記述抜きで186点を取れました(行政書士試験は、180点以上が合格ラインです)。
法律初学者の私が、実質7ヶ月ちょっとの勉強で行政書士試験に一発合格(の見込み)した、本試験当日のことを振り返ってみようと思います(合格発表は来年1月ですが、「マークミスさえしていなければ大丈夫なはず」ということで、受かった気満々で書いています)。
当日の朝にやったこと
行政書士試験は午後1時から開始です。
何をやるか事前に決めておく
「初学者は最後まで実力が伸びる」といわれているので、最後の最後まであがくことにしました。とはいえ、身支度や移動の時間を考慮すると、そんなに余裕があるわけではありません。
なので、何をやるべきなのか迷って時間をロスすることは避けたいところです。当日の朝やることは、遅くても前日の夜までに決めておきましょう。
最後のあがきはやっぱり行政法
やったのは、行政法の条文見直しです。全部を素読する時間はなかったので、ざーっとひと通り目を通しました。
過去問の引っかけポイントなどを条文に書き込みしていたので、それを読み直ししつつ、行政手続法、行政不服審査法、行政訴訟法を中心に読み直しました。
いざ試験会場へ!
いよいよ試験会場に向かいます。
受験会場を自分で選べる
行政書士試験は受験会場を選べるのが特徴的だと思います。受験申し込みのときに希望の受験会場を選択できるんです。もちろん、定員オーバーになってしまったら別会場になってしまうのでしょうが、私は早めに申し込んだので、希望通りの会場でした。
私が受験したのは、東京の明治大学駿河台キャンパスです。なぜそこにしたかというと、森T(私がめちゃくちゃお世話になったスクールの先生)が、受験生のために応援に来てくれるというので、迷わず決めました。
何時くらいに着くのがいい?
試験会場には何時くらいに到着するのがいいのか悩みますよね。早過ぎず遅過ぎない、ちょうどいい時間って何時くらいなんでしょうか?
電車遅延などの可能性も考慮し、早めに行って近くのカフェなどで勉強することも考えました。でも、もしカフェが混んでいて入れなかった場合、時間を潰せる(勉強できる)場所がないリスクもありそうと思い直し、早めに行くのはやめました。
教室へは11:50から入れるということだったので、11時過ぎくらいに着けばいいかな、と思っていたのですが…。
当日思いのほか寒くて、寒さ対策の身支度などに結構な時間を取られてしまい、結局、着いたのは11時半過ぎでした。
明治大学は1階にロビーのようなスペースがあって、椅子もまあまあ置いてあるのですが、当然ながら受験生がたくさんいるので、席はだいぶ埋まっていました。なので、結果論ですが、11時半過ぎに到着してちょうど良かったかなと思います。
寒さ対策も万全に
それまで気温高めの日が続いていたのに、試験当日は12月並みの寒さでした。
たぶん「受験生が見つけやすいように」という配慮からだと思うのですが、森Tは、校舎内に入らず、入り口付近のドアの横に立って受験生を迎えてくれました。
すごく寒いのに、コートどころか上着も着ずに、いつものベスト姿です。講義でいつも見ていたとおりの森Tの姿を見たら、なんだかうるっとしてしまいました。
握手してもらった手はとても冷たくて、森Tの体調が心配になってしまいましたが、こうやって寒さに耐えて応援して励ましてくれる森Tにパワーをもらいました。
持っていく荷物は厳選する
試験開始まではテキストを見直しました。とはいっても、やっぱり緊張しているせいなのか、ほとんど頭に入らず、ただ眺めていたという感じでした。
それでも、使い込んだテキストの書き込みを見て「これまでこんなに頑張ってきたんだから」と自分を勇気づけて、気持ちを落ち着かせることができたので良かったです。
テキストや参考書などいろいろ持っていきたくなりますが、結局、試験までのわずかな時間に見られるものは限られます。荷物が多くても疲れますし、当日持っていく荷物は吟味したほうがいいかなと思います。
あ、森Tがいる!
12:20までに着席していなければならないのですが、12時半頃に教室に入ってきた人がいました。
「こんなにギリギリに来る人もいるんだなぁ」と思ってよくよく見たら、なんと森T!!
試験当日の夜、各スクールの解答速報会があるのは事前にチェック済み。だいたい、どのスクールも19時、早くても18時半からスタートなのですが、森Tだけは17時から。早くてすごいなあ、と思っていたのですが、リアルタイムで試験を受けているから解答も早く出せるんだな、と納得です。
森Tと一緒の教室で受験できるなんて縁起がいい!
お昼ごはんをどうするか問題
試験当日のお昼ごはんをどうするか(何を、何時に食べるか)というのも、何気に難しいところです。12時20分までに着席しなくてはいけないので、それまでにお昼を食べておく必要があります。
軽めにサクッと済ませるのがおすすめ
お腹がいっぱいになって眠くなるのも困るし、空腹で試験に集中できないのも困るし…。何時に、何を食べるか悩みますよね。
私は、1階のロビーみたいなところで、缶コーヒーを飲みながらベースブレッドというパンを1個食べました。あと、カカオポリフェノールが効きそう、と思って、チョコレートを3粒です。
本試験中
3時間、あっという間でした。
時間が足りなくて焦る
何度か受けた模試では、見直す時間を取れたものもありましたが、やっぱり本試験は模試とは違いますね。時間はギリギリで、無理矢理、やり終えた感じです。
でも、本試験中、思ったほど緊張せずにいられたのは良かったです。
解答速報を確認し終えるまでが試験
3時間、真剣に問題を解いたせいか脳が疲れます。会場を出て、お昼に食べたチョコレートの残りを少し食べました。
寄り道せずに帰る
森Tの解答速報は、どこのスクールよりも早く17時から始まるので、ほっと一息する間もなく急いで家に帰りました。
我ながら驚いた採点結果
森Tの速報を見つつ、他のスクールの解答速報も念のため確認した結果、なんと記述抜きで186点!
採点ミスや計算を間違えていないかどうか、何度も確認しました。
試験を終えて思うこと
「あがいてあがいてあがきまくる」「最後まであがく」
森Tが常に言っている言葉です。
そのとおり、自分を信じて最後まで諦めないことが一番大事だと、試験を終えた今、つくづく思います。
法律初学者で、勉強を始めた当初、何をどう勉強したらいいのか全くわからなくて不安だった自分が、こうして最後までやり抜けたのは、間違いなく森Tのこの言葉のおかげだと思っています。
実質7ヶ月の勉強で合格(見込み)の私が利用していた通信講座はこちらです。