行政書士試験は7ヶ月で合格できる?一発合格した勉強スケジュールを公開

行政書士試験

行政書士試験は、7ヶ月の勉強期間でも合格を目指せるのでしょうか。

私は法律初学者の状態から4月に本格的な勉強を始め、その年の行政書士試験に一発合格しました(独学ではなく予備校を利用しました)。

実際に勉強して感じたのは、7ヶ月あれば余裕というわけではありませんが、勉強する内容と時期を整理して進めることで、法律初学者だった私でも合格までたどり着けたということです。

実は、前年12月に某大手資格予備校の講座に申し込んだものの、講師との相性が合わず、勉強はほとんど進んでいない状態(=ほぼ初学者のまま)でした。

その後、4月から資格スクエアの「森Tの1年合格講座」で本格的に勉強を再スタート。そこから本試験まで、実質約7ヶ月の勉強期間で一発合格しました。

この記事では、法律初学者だった私が、約7ヶ月で実際にどのように勉強を進めたのかを時系列で紹介します。

なお、私は独学ではなく予備校を利用していたため、予備校を使って勉強する場合の一例として参考にしてください。

私は予備校を利用しましたが、行政書士試験は独学で合格を目指すこともできます。
「独学でいくか、予備校を使うか迷っている」という方は、こちらの記事でそれぞれの違いや、私が予備校を選んだ理由をまとめています。

私は4月から約7か月で合格を目指しましたが、7月・8月から勉強を始める場合は、残り期間に合わせて勉強の進め方を変える必要があります。

約7ヶ月の勉強スケジュール

まず、私が約7ヶ月をどのように使ったのか、全体の流れを簡単にまとめます。

・4月〜5月末:憲法・民法・行政法を中心に予備校の通信講義を視聴
・6月〜8月末:肢別過去問を中心に問題演習
・9月〜10月:5肢択一、記述式、条文など本試験を意識した対策
・10月下旬〜本試験:行政法を中心に総仕上げ

最初からこのスケジュールを細かく決めていたわけではありません。

勉強の進み具合や、その時点で自分に足りないものを考えながら進めた結果、このような流れになりました。

ここから、それぞれの時期に何をしていたのかを詳しく紹介します。

【4月から5月末まで】配信ペースに追いつくように、ひたすら講義を視聴する

4月から受講していたのは、資格スクエアの「森Tの1年合格講座」です。

いっきに講義を視聴する

1年講座はその名のとおり、前の年の11月から始まっている講座です。入門講義を含め全部で230時間ほどの講義時間があります。

私は4月から受講を始めたため、すでに配信されている講義に追いつく必要がありました。

一般的には、講義を聞いた後、合わせて問題に取り組むのがいいと言われています。

でも私は、試験で問われる内容の全体像をまずはひと通り把握したかったため、この時期は問題演習よりも講義の視聴を優先しました。

後日、月1回のフォローアップ(サポート制度)で勉強の進め方について森Tに質問したところ、「まずは講義をどんどん視聴して、いま配信されているところまで追いつくのがいいです」とアドバイスをいただきました。

そこで、まずは配信ペースに追いつくことを目標に講義を進めました。

講義を倍速で視聴

短期間で講義を進めるため、私は2.1倍速で視聴していました。

4月に受講申し込みをし、すぐに入門講義、続いて基礎力完成講義の憲法→民法→行政法と進め、5月末までには行政法まで視聴を終えました。

この時点で講義の配信ペースに追いつき、6月中旬から商法の講義配信が始まるまで約半月ありました。

それまでぱらぱらと過去問を見ることはありましたが、きちんと問題を解き始めたのは、主要3科目の基礎講義を視聴し終えた6月になってからです。

森Tの講義は法律初学者の私にも理解しやすく、短期間でもスムーズに進めることができました。

【6月から8月末まで】肢別問題集を中心に問題演習

主要3科目の講義をひと通り視聴したあとは、肢別問題集を中心とした問題演習に移りました。

初めはわからなくて当然

憲法、民法、行政法の基礎力完成講義の視聴後、肢別問題集に着手しました。

ところが、難しくて、解説を読んでもよくわからないという悩みに直面。

講義では理解できたのに、なんで問題はさっぱり解けないんだろう、と凹みました。

でも、実はそれで落ち込む必要は全くないんです。

初めからスラスラと過去問を解ける人なんていません。最初から簡単に解けるなら、そもそも勉強する必要がありません。

解けなくて当然です。

何度も繰り返すうちに、だんだん知識がつながってくるというか、理解できるようになりました。

最初は解けなくても、焦らずコツコツと続けることが大事だと思います。

肢別問題集は何回やる(回す)べき?

肢別過去問題集を何度も繰り返して合格した、という口コミも見かけます。

では、何回やればいいのでしょうか。回数は多ければ多いほどいいのでしょうか。

残念ながら、これに正解はないと思います。

間違えた問題はできるまで何度も繰り返す必要がありますし、一概に「○回やればいい」とは言えません。

また、回数が多ければいいというわけでもありません。

やみくもにただ何回も繰り返すのではなく、

「この問題で問われている本質はなにか?」
「どこが引っ掛けポイントになっているのか?」

などを考えながら解くことが大切だと思います。

肢別過去問はスマホアプリで隙間時間も活用

私は紙の肢別問題集をメインに使いながら、隙間時間には資格スクエアの「法令択一クエスト」という機能も利用していました。

肢別過去問を科目単位・テーマ単位で解くことができ、スマホアプリからも利用できます。

私は紙ベースで解くほうが好きだったので、スマホアプリは電車に乗っているときや、ベッドで横になりながら勉強したいときなどに使っていました。

「法令択一クエスト」は、解答する際に○✕だけでなく「?」も選べるので、当てずっぽうで○をつけて正解、といったことがないのも便利でした。

製本された問題集をメインに使うのか、アプリを使うのかは、自分が勉強しやすい方法でいいと思います。

私は紙をメインにしつつ、隙間時間にアプリを併用していました。

注:講座の内容は私が受講していた当時のものですので、変更になっている部分もあるかもしれません。

【9月から10月】本試験を意識した勉強へ

6月から8月までは肢別過去問を中心に基礎を固め、9月からは5肢選択問題や記述式など、本試験を意識した勉強も取り入れていきました。

5肢選択問題はいつから解くか

資格スクエアの「過去問攻略講義」では、本試験形式の5肢選択問題を扱います。

私は、この講義にあえて9月以降に取り組みました。

その理由は、それより前の時期には、まだ5肢選択問題を解くための基礎力が十分についていないと感じていたからです。

5肢選択問題は、組み合わせで答えを絞り込める場合もあるため、あやふやな論点があっても正解できてしまうことがあります。

もちろん、本試験前にはその形式に慣れておく必要があります。

ただ、まだ基礎力がついていない段階では、まず肢別問題集で一問一問の知識を確認したほうがいいと考え、私は8月までは肢別問題集を中心に取り組みました。

そして9月から、5肢選択問題にも取り組むようにしました。

記述対策も9月から開始

記述式の勉強を本格的に始めたのも9月からです。

基礎講義の中でも記述対策として押さえておきたいポイントは教えてもらっていましたが、択一対策で精一杯だった私は、それ以前の時期には記述の勉強までほとんど手が回りませんでした。

9月からは、資格スクエアの記述式攻略講義などを利用しながら、記述式対策も並行して進めました。

条文素読を始めた時期

特に憲法や行政法は「条文素読をしましょう」と言われます。

とはいっても、いつから始めるか悩むところですよね。

私は9月後半から少しずつ始め、10月からしっかり取り組むようにしました。

実は、早めに素読を開始したほうがいいのかと思って7月くらいにも少しやってみたのですが、基礎知識がきちんと身についていない状態で素読しても、ただ文字を追うだけになってしまい、まったく頭に残りませんでした。

その悩みをフォローアップで森Tに相談したところ、「10月くらいからでいいです」と言われました。

実際にやってみても、基礎知識が身につき始めてから条文を読んだほうが内容を理解しやすく、私の場合は9月下旬から10月頃に取り組んだのが合っていたと思います。

【直前期:10月下旬から試験前日まで】

10月下旬から試験前日までは、行政法を中心に最後の仕上げをしていました。

また、直前期にはLECの「56点アップ道場」も利用しました。

この時期は新しいことに次々と手を広げるというより、それまで勉強してきた内容や重要なポイントを繰り返し確認して、本試験に備えていました。

まとめ|7ヶ月でも、やることを絞って進めれば合格を目指せる

私は4月から本格的に行政書士試験の勉強を始め、約7ヶ月で一発合格することができました。

振り返ってみると、

・4月〜5月:講義を優先して主要科目の全体像をつかむ
・6月〜8月:肢別過去問を中心に基礎を固める
・9月〜10月:5肢選択問題・記述式・条文など、本試験を意識した勉強へ移る
・10月下旬〜本試験:行政法を中心に総仕上げ

という流れで勉強していました。

特に意識していたのは、その時期に必要な勉強にある程度絞って進めることです。

最初から5肢選択問題や記述式、条文素読まですべて同時に進めたのではなく、まず講義で全体像をつかみ、次に肢別過去問、その後に本試験形式の問題や記述式へと段階的に進めました。

もちろん、必要な勉強期間は、それまでの知識や確保できる勉強時間などによって変わります。

そのため、「7ヶ月あれば必ず合格できる」ということではありません。

ただ、法律初学者だった私でも、時期ごとにやることを絞りながら勉強を進めることで、約7ヶ月で合格までたどり着くことができました。

これから行政書士試験の勉強を始める方が、自分の勉強スケジュールを考える際の一例として参考になればうれしいです。

私が約7ヶ月の勉強で利用した資格スクエア「森Tの1年合格講座」については、別の記事で詳しく紹介しています。

講座そのものの特徴や、実際に受講して感じたメリット・デメリットについて知りたい方はこちらを参考にしてください。

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